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会社を休職するまえに確認しておこう!傷病手当金について。

2017/06/07

カルテ

実は私、昨年末から数か月ほど、会社を休職してました。会社でのイロイロな環境の問題で精神的に完全にダウンしてしまったんですよね。

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心療内科を受診した結果、「適応障害」の診断を受けました。自分自身、身も心も限界だったこと、医師から、休職を強くすすめられたこともあり、急きょ休職したわけです。もちろん、休職中の「お金」問題についてが全く考えていなかったため、休みに入った後に大変な目に遭いました...

ということで今回は、傷病手当金など休職期間中のお金についてお話したいと思います。




休職直後に分かった「お金問題」

私は、突然の休職でお金について、なんの準備もしていませんでした。休職中は、傷病手当金が支給されることだけは分かってましたし、なんとかなるやろ...みたいに考えてたんです。

それが甘かった…

けがや病気で休職する場合は、会社の就業規則にもよりますが、無給の場合が多いと思います。そうなると経済的には大打撃ですよね。(実家暮らしなどで生活の支援うけられる場合は別ですが)そんなときのために、傷病手当金という制度があるんです。

でもね、でもね、休職直後に、私が傷病手当金について会社の人事担当者に詳細を問い合わせてはじめて、2つの「お金問題」が判明したんですよね。

  • 傷病手当金はすぐには支給されない。
  • 休職期間中であっても社会保険料は支払わないといけない。

貯金なんてほとんどない私は、これを知りパニック寸前です。そこから人事担当者とひんぱんに連絡を取り合い、傷病手当金申請や社会保険料の支払いなどについて相談しました。当時、この先の休職中のお金のことが心配すぎて…余計に体調が悪化したのを覚えてます。

傷病手当金の申請をするも、もろもろ問題多発で大幅に支払が遅れることに…

結局、私の場合は、傷病手当金の支給が申請から約3か月後になってしまいました。理由はこんな感じ。

  • 傷病手当金の初回申請は、審査のため時間がかかる。申請から支給まで数か月かかる場合もある。
  • 申請が年末年始をまたいでしまうと、さらに支払いが遅れる。
  • そもそも申請の手続きが遅れてしまった。

傷病手当金の手続きがやや複雑で承認までが遅いという問題もあります。そのうえに、申請の準備に取り掛かるのが遅かったうえに、私も会社の人事担当者も、傷病手当金の申請について知識が少なく、申請書の記載不備の修正をしているうちに初回申請が遅れてしまったんです。

休職期間中も社会保険料の納付は毎月発生してしまう

もう一つの問題は、社会保険料です。社会保険料は、通常給与から天引きされ、会社が保険組合に支払っています。休職中であっても、社会保険料の納付はしないといけないんです。現在、私の社会保険料は、月々約9万円。傷病手当金支給までの当面の生活費程度しか口座にお金はありませんでした…涙

いやいや、日々の生活さえギリギリやのに、社会保険料なんて払えへんわ…なんやねんそのルール...しかも月9万円て…休職中の病人に払わすっておかしくないか?なんて制度だっ!なんて国だっ!

とは会社に言えないので、とりあえず人事担当者と交渉開始です。まあね、貯金をしてない私が悪いんですが、背に腹はかえられません。「傷病手当金の支給があるまでは無給で生活が厳しいんです…傷病手当金の支給が始まってから、社会保険料を控除してもらえませんか?」と頼みこみました。人事担当者は、状況を理解してくれ、私の傷病手当金支給までは、社会保険料を会社が代わりに負担してくれることになったんです。

首の皮一枚でつながった~と感じた瞬間でしたね...このときばかりは会社に感謝しました笑

休職する前にお金問題について確認・準備しておこう

休職開始1か月目は、こんなかんじで休職中のお金の工面と傷病手当金について会社との交渉などで、休みどころではありませんでした。もう少し早めに休職中のお金について考えておけば、事前に準備できてたかもなーと後悔しています。

休職すると決まり、実際に休職期間に入るまで期間がある場合は、早めに休職中のお金について考えておきましょう。お金の問題って、ボディブローのように心にきいてくるんですよね。ほんとうの意味で体を休めるためにも、この「お金問題」はすっきりしておくのがベストです。

傷病手当金の準備をしよう

書類
傷病手当金は、けがや病気で会社を休む場合、サラリーマンであれば、所属している保険組合から支給されるというもの。

先ほどからさんざん言ってるように、この制度、手続きにいろいろ問題ありです。休職がきまったら、何をおいてもまずは傷病手当金の申請の準備する ことを強くおすすめします。ということで、ココからは傷病手当金について必要な知識をお話ししますね。

傷病手当金が支給される4つの条件

  • 仕事とは関係ないところで発生したケガや病気であること。(仕事中のけがは労災になります。)
  • 医師により仕事ができないという証明がされていること。(医師による診断書が必要ということ。)
  • 休職中、会社からの給与の支給がないこと。(ただし、支払われる給与が傷病手当金より少ない場合は、その差額が支給されます。)
  • ケガや病気のため、連続して3日以上仕事を休んだあと、4日目以降も同様の理由で仕事を休んでいること。

傷病手当金の申請方法

会社が加入している保険組合によって若干の差はありますが、傷病手当金の申請方法は、こんな感じです。
ちなみに、申請には、必ず「傷病手当金申請書」というものが必要です。

  1. 傷病手当金申請書を用意する(各保険組合のHPからダウンロード可能)
  2. 申請者が傷病手当金申請書の「申請者の記入欄」に記載。「医師の記入欄」には担当医による記載が必要。申請者と医師の記載後、会社に傷病手当金申請書を送付。
  3. 会社人事担当者が「事業主の記入欄」に記載し、申請者のタイムカードなどとともに保険組合に提出。
  4. 保険組合から申請者本人に「病状確認の書類」が送付される。
  5. 申請者は「病状確認の書類」に記載し、保険組合に送付。
  6. 休職期間が1か月以上の長期になる場合、1~2の手順を1か月ごとに行う。

これで完了です。傷病手当金申請書は、会社から支給される場合も多いと思いますが、各保険組合のHPからダウンロード可能です。病状確認の書類には、病状や休職中の通院頻度などを項目があります。特に問題がないかぎり、2回目以降の申請手続きは「1から2まで」です。

保険組合にもよりますが、多くは、給与の締め日に合わせた申請になります。私の会社の場合は、給与締め日が末日だったので、1日~末日までの申請期間(実際の療養した期間)を記載し、その期間での医師の意見を記載してもらいました。

この申請期間と医師が労務不能と認めた期間は一致していないといけないので、医師の見解をもらうのも、もちろん原則、末日以降となるわけです。なので、いくら早く提出したくても、会社に申請書を送付するのは翌月始めとなります。そこから会社側でさらに処理して保険組合に送付されます。そこから、さらに保険組合での審査…支給が遅くなってしまうワケなんですね。

ココでポイントが4つあります。

  • 申請者は、申請書に記入後すぐに、担当医に申請書を渡しておく。
  • 担当医には、申請期間が過ぎたら、とにかく早急に申請書に記載してほしいことを伝えておく。
  • 医師のコメントをもらったら、申請書を早急に会社に提出。
  • 会社人事担当者には、送付次第連絡をし、早急に処理を進めてもらうよう伝える。

とにかくポイントは「早急に」です。

病院が自宅近くにあるなら、医師の記入が終わり次第、連絡をもらい、申請書を引き取りにいく段取りにしておくといいと思います。私は実際そのようにしていました。郵送など数日かかる可能性もあるので。

このポイントを逃すと、傷病手当金の支払いがどんどん遅れてしまいます。療養中で負担に思えるかもしれませんが、可能な限り対応しておきましょう。

傷病手当金はいくら?

お金

傷病手当金は、1日あたりの金額を次のような式で算出されます。

支給開始日以前の継続した12か月間の各月の標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3

何やらややこしい言い方ですが…標準報酬月額とは、4,5,6月の給与(交通費、残業代を含む)の平均から国が決めているものです。これは、社会保険料の算出にも使われるものですね。この標準報酬月額は、原則1年間(9月から翌8月まで)固定です。たとえば、6月1日から休職し、傷病手当金の申請が受理された人の場合は、こんな感じになります。

傷病手当金

給与明細から、おおよその標準報酬月額を計算できます。給与明細がない人も、毎月の給与にあまり変動がない場合は、概算が可能です。一度、自分の標準報酬月額から支給される傷病手当金を算出してみることをおすすめします。1か月の休職期間の場合は、ざっと1か月の給与の65%が支払われることになります。

傷病手当金はいつ支給される?

傷病手当金の支給時期は、確実にいつとは言えませんが、数か月先になる可能性があることを覚悟しておいてください。初回の審査に時間がかかるためです。私の場合は、初回申請から支払いまで約3か月かかりました。(しつこいなw)2回目以降支給は、問題なく1か月間隔で支払われました。

  • 初回申請から支給まで…数か月程度かかることもある。(年末年始をはさむと傷病手当金の審査が遅れることがある。)
  • 2回目以降の支給…申請書類に問題や遅れがなければ、1か月ごとに支給されることが多い。

初回の支給が遅いのは、かなり問題ですね...役所仕事の遅さ、イライラします...

休職中も支払わなければいけないもの

  • 社会保険料(健康保険と厚生年金)
  • 住民税

社会保険料は、休職前と同じ額の負担が必要ですし、住民税は前年の収入に対して課税されます。療養で休職しているときくらい免除してほしいものですが…現状、仕方ないですね。

傷病手当金など休職中の「お金問題」は、早めに会社と話し合っておこう

従業員の休職時の対応に慣れていない人事担当は結構いると思います。実際に私の場合がそうでした。自分にとって、傷病手当金が重要であることを会社側にしつこいくらい伝えることが大切ですそれが伝わらないと、手続きミスや、忘れられたりして、傷病手当金の支払いが遅れてしまいます。

休職中にメールや電話のやりとりでは、なかなか自分の状況を誤解なく伝えることは困難です。実際に私の場合も、人事担当との意思疎通には苦労しました。自分の状況を理解してもらうのに相当時間がかかりましたよ…というか、休職後早々に会社とやりとりするのは精神的につらいですよね。可能ならば、傷病手当金などの「お金問題」については、休職前に会社としっかり話し合い、確認しておくことが必要です。

すんごい長くなりましたが…休職中のお金についての準備ができれば、あとは何の心配もないです。何も考えずにとにかく体を休めることに専念しましょうね。

ではでは。

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