心理学

ストレスや悩みを抱いている人にすすめたい!自分で心のケアをすることの大切さ。

2017/06/01

クローバー
 
「最近なんか眠れない...」
「とにかく毎日イライラするなぁ~」

日常生活で、こんな「心のもやもや」を感じたこと、ありませんか。
…誰でもきっとたくさんありますよねw
それって、実は「心のキズ」のサインかもしれませんよ。
ということを教えてくれたのが、今日紹介する本。

今回は「自分で心を手当てする方法」 を読んで学んだ心のキズやケアについて、本書の感想を踏まえながら、私の経験を織り交ぜつつ、お話ししますね。ちょっと暗くて長くなりますが…おつきあいくださいね~




★「自分で心を手当てする方法」 ってどんな本?

代表的な7つの心のキズについて、症状やケアが書かれた本書。
心のキズと聞けば、なんだか深刻で普通の人にはあまりなじみがない話って思ってしまいますよね?自分は関係ないよ的なね。

いやいや。違うんだな~

ほんの小さな不安や心の痛みが、放っておくと、実は後々大きな心のキズ、ひいては身体的な不調にまで発展することもあるんです。
心のキズって、想像以上に危険なんですよね。
実際に私は、心のキズで体調を崩してしまったので、心のケアの重要性を痛感しています。

だから、心のキズは初期のケアがとっても大事なんだよ!というのが本書の要旨。

もうすこし詳しくいいますと。この本では、つぎの7つの心のキズについて、症状と対処が書かれています。

  • 拒絶
  • 孤独
  • 喪失、トラウマ
  • 罪悪感
  • とらわれ(悩みが頭から離れない)
  • 失敗、挫折
  • 自信喪失(自己肯定感の低下)

著者は本書に、これらの心のキズへの救急箱的な役目を果たしてもらいたいとのこと。
心のケアのたび精神科やカウンセラーにかかっていたら、いろいろ大変ですからね。

日々、心が健康に日々すごせるようにサポートしてくれるお助け本なんです。

★自分の心の状態を知ることができる

そもそも自分の心のキズって意外と気づいていなかったりします。体の不調は分かりやすいですよね。風邪をひくと熱がでるし、腕を骨折すると、痛みでわかりますから。
でも、そんな体の不調と違い、心のキズの症状って自分でも分かりにくいんです。

なので、この本を通して、心のキズとはそもそもどんなもので、どんな症状があるのか知ることができます。

そこで初めて、「あ!これって自分と同じ症状かも…ってことは自分は今こんな心のキズを負ってるんだ!」って知ることができるわけです。つまり、自分の心の状態を知ることができるわけです。

★私の場合の心のキズと症状

からまった赤い糸

現在の私は、心身ともにとっても元気です。

でも、昨年は仕事で精神的にボロボロになりました。これまでの人生で一番の落ち込み具合だったかもしれません。私の場合は、重症化した後に、ようやく心療内科に行き「適応障害」と診断されました。その後、時間がかかりましたが、医師の指示のもと適切な対処で元気な心をとり戻すことができました。

あのとき、この本に出会っていれば…心のケアについて知識があれば…もっと早く対処できただろうなと思います。

本書を読んで改めて整理できた、私自身の心のキズや症状はこんな感じです。症状については、全く同じではないけれど、おおむね本書に書かれてる内容と似た感じでしたね。

1、拒絶 

「拒絶」の原因となったできごと

一昨年、仕事で新規事業を1人で任されることに。当初、メンバーは3人となるはずでした。その予定で準備を進めていたんです…それが土壇場で変更になりました。噂によると、会社の上層部の思惑により、変更になったようです。

「拒絶」による症状

とにかく不安とプレッシャーで押しつぶされそうでした。そもそも「メンバー3人」という約束を無視されたことで、心が痛む日が続きました。
また、やたら怒りっぽくもなりましたね。いろんなことに対して。

2、孤独

「孤独」の原因となったできごと

いよいよ開始した1人での新規事業立ち上げ。担当者が私1人だけだったもんで、文字通り孤独そのものでした。
うちの会社にとって全くの新分野の開発業務だったため、ちょっとした相談さえ社内にできる人はゼロでしたし。

「孤独」による症状

なんでもネガティヴにとらえるようになっていました。特に会社では、自分の殻に閉じこもりがちに。
会社では、自分の周りは敵ばかりと思い込み、ほとんど人に心を許すこともありませんでした。

もうここまでくると、孤独であることが居心地よくなるんですよね。完全なひねくれ者状態ですw
出張や外出が嬉しくてたまらず、会社の事務所で座っていると気分が悪くなる日が多々ありましたね。そんなときはトイレに逃げこんでました…

3、とらわれ

「とらわれ」の原因となったできごと

もともと3人の人員での事業計画を立てていたため、私1人では開発や協力企業の選定、材料選定など、とても手が回りませんでした。
上司に相談するも、いまは1人で頑張ってくれの一点張りでラチがあきません。

「とらわれ」による症状

解決できない問題を延々と考え悩む日々が続きました。
また、そんな状況を作り出した上司や会社に対して、苛立ちや怒りがたまっていきました。

4、挫折と自信喪失

「挫折と自信喪失」の原因となったできごと

役員に対して事業の進捗報告をしました。生ぬるい意見しか返ってこず、新規事業に対し、会社があまり期待していないことが分かりました。そしてその数か月後、結局、私の新規事業は1年で中止になりました…

「挫折と自信喪失」による症状

役員報告会の後、どうしようもない怒りと、自分の不甲斐なさから、電車に乗らず1時間以上かけて、泣きながら歩いて帰ったのを覚えています。
1人でなんとかやってきましたが、それまでのことが無駄だったように感じ、だまされたような感覚になり、怒りが最高潮に…。それから何をやっても意味がない…と感じるようにもなりました。

この直後に帯状疱疹を発症しました。

関連 ストレスが原因であることが多い!私の「帯状疱疹」体験談

いまから思えば、体に異常が出るくらい、危険な状態に陥ってたんですね。

私の場合の重症化までのステップ

心の状態 グラフ

★私が実際に役に立った心のケア

この本には、それぞれの心のキズに対して、段階的な対処が書かれています。

私の場合は、先にも書いたように、心療内科の担当医と一緒に心のケアを進めていきましたが、その内容と本書のケアの内容は共通するところがたくさんありました。

中には、特に自分では意識してなかったけど、たまたま心のケアにつながっていた(ブログとか)なんてこともありますが。

本書の心のケアの中から、特に自分が実践して効果があったという対処法をピックアップするとこんな感じです。

「拒絶」→自己否定をいいまかす&自信の注入

勉強 スコアアップ

自分の興味がもてること、自分の長所を引き出すことに集中しました。

私は大学時代から趣味でたびたび英語の勉強をしていました。
そこで、TOEICの勉強を再開してみたんです。定期的にテストもTOEIC試験も受けました。
すると、スコアアップするにつれ、少しずつですが自信を取り戻すことができました。
 
何もしない状態で、自己否定する気持ちを言い負かすことは難しいです。でも、自分の強みを伸ばすことで、「自分にはこんなこともできる、こんな長所もあるんだ。」と感じますよね。そうすると、心の中の自己否定の声は小さくなってくるものです。

「孤独」→ネガティヴな色眼鏡をはずす、自分を客観的に観察する(他者視点)&共感力

他者視点

私の場合は、彼氏にいつも仕事の不安や愚痴をぶちまけていました。だから孤独のレベルはまだましだったのかもしれません。でも、私は、自分の悩みばかりを話して、相手の話を聞く余裕がなくなっていたんです。それで、彼とはよくケンカするように。当時の私は「私はつらいのよ、被害者なのよ」的なオーラがバンバン出ていたと思いますw

そんな中、心理学の本を読みあさり、自分のだめさ加減を身にしみて感じた私はブログを始めることに。 
そのあたりのことはプロフィールに詳しく書いています。 
 
これがいま思うと、ネガティヴな被害者だった私を、行動する人間に変えたターニングポイントだったんだと思います。

ブログをきっかけに、自分のことを客観的に観察すること(他者視点)ができるようになりました。ブログでは、自分を客観的には語るのがとっても重要なポイントです。性格や、長所、短所、これまでの人生などなど。 この他者視点が持てるようになり、自ずと共感力(相手の気持ちを自分のことのように感じ取る力)も身に付くようになりました。

おかげで、彼氏とのけんかの理由は私にあり、私に他者視点・共感力がなかったことに気づいて反省できるようになりました。

「とらわれ」→他者視点、いやな考えから目をそらす&怒りをリフレーミングする

怒り リフレーミング

「とらわれ」については、「孤独」とケアがやや似ています。
自分に起こっていることを客観視し(他者視点)、ネガティヴに考えないように、事実のみをとらえてみました。

例えば、こんなふうに客観的に見てみました。

  • どうして新規事業がうまくいかなかったのか?
  • 会社の立場や状況は?役員や上司の立場は?
  • 自分の能力や、評価する側の能力はどうだったか?などなど…

できる限りそれぞれの立場で考えてみたんです。

会社には会社の立場やルールがあり、私の思いや理想を理解できない人達が会社を運営していること。自分は能力不足だったが、限界まで頑張ったことなど、事実として見えてきました。

そうすると、あの激しい怒りは不思議と消えて、事実を受け止められるようになりました。
また、私に起こったことは悲観することでもないと思えるようになったんです。

本書には、このように怒りを無害化する(怒りをリフレーミングする)エクササイズについて詳しく書かれています。
こまかなステップは違いますが、私もこのエクササイズを取り入れ、怒りを消すことができました。
 

「挫折と自信喪失」→失敗を前向きにうけとめる&失敗を直視する

仕事での挫折と自信喪失から、いろんな有名な経営者の本を読むようになりました。そこで気づいたのが、成功の裏にはたくさんの失敗があるということ。いろんな経験を積み重ねてこそ、だんだんと成功に近づいていくということを改めて実感しました。

また今回の仕事は、新規事業立ち上げという特殊な内容で、これまでの業務では経験できないことの連続でした。失敗はしたものの、とても貴重な体験ができたことに気づいたわけです。

すごくシンプルで当たり前のことなんですが、深くは理解できていなかったんですよね。 

そういう考えが自分の中にようやく根付いてきてからは、挫折に対してやや強くなってきたかなと思います。

★自分なりのまとめ

ヨガ 

本書を読んで、7つの心のキズに対して、共通して必要だなと私が思った心のケアはこんな感じ。

  • 共感力をやしなう
  • 他者視点を持つ
  • 失敗を前向きにとらえる
  • 強みを活かして自信を強める

この4つのケアを普段からこころがけることで、心が健康で元気な状態を持続できるんじゃないかと思います。
つまり、メンタルが強くなるということです。

★この本をオススメしたい人

これまで心理学についての書籍はたくさん読んできましたが、本書はその中でもかなり分かりやすく実践的な内容です。
心にキズを負った人、悩みがある人はもちろん、そうじゃない人にも是非読んでもらいたい一冊です。

この本で対処できなければ、専門家に診てもらう必要があります。その判断基準にもなりますよ。
この本を読んで、自分の心を状態を正しく理解することで、多くの人が心の悩みから少しでも解放されればいいなと思います。

ではでは。

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