私は、1年ほどまえから低用量ピルを服用しています。
理由は、「どうしようもなくひどい生理痛対策」です。
低用量ピルを服用するまでは、ピルってただの避妊薬というイメージが強く、あまり体によくないもの?くらいに思っていました。
でも、実際に医師の勧めから1年くらいピルを服用してみて、驚くほど生活がラクになったんです。
それまでの生活が激変したと言っても言い過ぎではないかもですね。
こんなことなら、早く医師に相談してピルを飲むべきでした…
今回は、私を救ってくれた低用量ピルについてお話しますよ。
コンテンツ
★ピルは危険じゃない!低用量ピルって何?
低用量ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロエストロゲン)という2種類の合成された女性ホルモンでできています。
簡単に言うと、ホルモン量を調整する役割をしてくれるってことです。
ピルにもいろいろ種類があるのですが、私は一日1錠、毎日飲むタイプのピルを服用しています。
ちなみに、低用量ピルを購入するには、医師の診断、処方箋が必要です。
私が低用量ピルを飲み始めた詳しい理由は、あとで書きますが。
医師から説明された低用量ピルによるメリットはこんな感じ。(ただし、個人差があります)
- 生理痛が軽減する。
- 生理中の出血量が減少する。
- 生理周期が規則正しくなる。
- にきびや肌荒れが改善する。
- 子宮内膜症への効果
- PMS(月経前症候群)によるイライラやうつ症状の緩和
- 乳房良性疾患、卵巣がんの予防
ふむふむ。
私の場合、始めに通った婦人科の医師があまり良くなくてw、病院を変えたという経緯があります。
幸い、その後は信頼できる先生と出会うことができ、そこで初めてピルについても丁寧な説明を受けました。
私の場合は、上に書いた一般的なピルの効果をはっきり実感し始めたのって、結構時間が経ってからです。
このあたりは個人差があるのかなーと思いますね。
実際の私が体験した低用量ピルの効果は、後ほど詳しくかきます。
★私が低用量ピルを飲み始めた理由
以前もブログに書きましたが、私は長年つらい生理痛に悩まされてきました。
鎮痛剤はもちろん効かない、ひどいときは寝込んでしまうレベル。
仕事に行けなくなることも多々ありました。
で、昨年末、婦人科を受診した結果、このひどい生理痛は子宮筋腫が原因とわかったんです。
子宮筋腫についてはこちらに詳しく書いています。
私の場合、子宮筋腫がいくつかあり、そのうちの一つが握りこぶし大まで大きくなっていて子宮を圧迫していて、それが原因で生理痛がひどくなっているとのこと。
子宮筋腫の切除手術も考えましたが、手術は今後の妊娠・出産にも影響します。
ということで、医師から提案されたのが、「低用量ピル」でした。
医師いわく、私の場合、低用量ピルの服用で得られる効果はつぎの2つ。
- 鎮痛剤も効果なしのヘビーな生理痛の緩和
- 握りこぶし大に育った子宮筋腫の成長を抑制
ピル服用前は子宮筋腫がどんどん大きく成長中だったので、低用量ピルでホルモン量を調整することで、これ以上、子宮筋腫を大きくしないという狙いですね。
ということで、ただ単に避妊薬としてのイメージが強いピルですが。
私の場合は、生理痛と子宮筋腫対策に低用量ピルを服用しはじめました。
1か月に1度、医師の診断を受け、その時に1か月分のピルを処方してもらうという形です。
低用量ピルの生理痛への効果は、服用前からある程度予想できました。
でも、子宮筋腫の状態はどれくらい効果があるかは、医師いわく未知数とのこと。
なので、子宮筋腫の状態は、月1回の定期健診で診てもらっていましたよ。
★実際に使ってみて分かった!低用量ピルのメリット
低用量ピルを服用しはじめて、3か月くらいたったときから生理痛のつらさは劇的に軽くなりました。
もうそれは、こんなに変わるもんかね…というくらいに。
生理痛が軽くなった等、私が実際に感じた低用量ピルのメリットはこんな感じ。
- 生理痛(頭痛、めまい、腹痛、腰痛)が軽くなった
- 生理中の出血量が減った
- 生理周期がほぼ28日周期で一定になった(ずれても1日程度)
- 生理期間が4日程度で終わる
- 頭痛や腰痛、肌荒れ、イライラ感などPMSによる不調がほぼ無くなった
- 生理前のむくみが減った
- 生理前の体重増加が無くなった
ざっとこんなところです。
とくに、生理痛が激減したことと、出血量が減ったのはかなり助かりましたね。
私は昔から経血量が多く、タンポンとナプキンのダブル使い派でした…
ひどいときは、それでも漏れることもあったんですけどねw
でも、ピルを服用し始めて数か月して、出血が大幅に減り、いままでの1/3くらいになりました。
なので、タンポンを使う必要がなくなり、ナプキン、しかも普通の日用のナプキンで十分になりました。
以前は、長時間用のながーいナプキンを使っていたのに、です。
生理による体調不良もかなり軽くなったので、トータル的に見て、生理中のストレスが激減しましたよ。
いままでは、生理問題で仕事の効率が下がったり、筋トレできなかったりしても、仕方ないとあきらめていましたが…
もう生理で悩まされることはほぼなくなりました。
また、以前は、生理周期が28日か35日くらいで不安定だったのが、いまではほぼ28日周期になったので、遊びや旅行の予定が立てやすくなったのも、とても助かります。
効果は生理痛軽減だけじゃない?子宮筋腫の大きさが小さくなった!
さらに、驚いたことに、ピル服用開始1年で子宮筋腫の大きさが小さくなりました。
当初、主治医もピルの効果をここまで想像していなかったようで、びっくりしていましたね。
子宮筋腫の成長を抑える狙いでしたが、それどころか、小さくなってくれたんです。
なので、子宮筋腫の経過次第で切除手術をする予定でしたが、切除が必要ないレベルまで小さくなってくれたので、当面手術はしなくてもよくなりました。
主治医いわく、このままピルを飲み続けていれば、子宮筋腫が大きくなることもないので、今後もおそらく切除手術は必要ないだろうとのこと。
体の負担になる切除手術はできるだけ避けたかったので、嬉しかったです。
★体が慣れるまで時間が必要な人も。低用量ピルのデメリット
という感じで、低用量ピルを服用しはじめて、結果的にとても助かっている私ですが。
デメリットはあるといえば、あります。
それは、服用開始後、人によっては慣れるまでにめまいや頭痛、吐き気などの不調を起こす、ということ。
たいていの人は、この不調が起こらない人が多く、起こっても数日程度で収まるようです。
ただ、私の場合は、1か月程度、めまいと頭痛、吐き気が続きました。
服用開始後2週間くらいが一番つらかったですね。
体調不良がひどいときは、我慢せずに医師に相談していました。
また、ピルの不調は、服用後直後に起こることが多いので、服用のタイミングを朝から夜寝る前に切り替えたりしました。
そうこうしているうちに、ピルによる副作用は収まりましたよ。
ピルによる副作用は本当に個人差があると思います。
不調を感じたり、少しでも違和感があれば、主治医に相談することが大事ですよ。
★まとめ 生理痛がつらい人だけじゃない!働く女性は低用量ピルを検討してみてもいいと思う。
ということで、今回は低用量ピルについて、私の体験からお話しましたよ。
女性の社会進出率が高い欧米では、仕事のパフォーマンスを落とさないため、多くの働く女性に活用されているんです。
そんな欧米に比べ、日本は低用量ピル後進国です。
だって、そもそも低用量ピルについての情報があまりに少ないんですよね。
私自身、実際に服用するまで、ピルについて何一つ知らないでいました。
なので、生理痛はただただ我慢するしかない…と思っていました。
で、毎月毎月、ひどい生理痛を戦っていました…涙
でも、ピルを服用し始めて、本当に救われました。決して大げさに言ってはいませんよ。
だからこそ、自分の体験を通して、声を大にして伝えたいです。
「生理痛は我慢しないといけないものじゃないんです。」
生理痛で苦しむ女性に低用量ピルの存在をもっと知ってほしいです。
また、低用量ピルは、働く女性にとって、生理中でもパフォーマンスを落とすことなく元気に過ごせるので、とても魅力的だと思いますね。
個人的には、日本の働く女性に特におすすめしたいです。
とはいえ、低用量ピルは薬の一つ。
上にも書いたように個人差があれ、副作用があります。
ご自分のライフプランに合っているか、また、体質など医師と相談して、興味がある方は是非検討してみてくださいね。
ではでは。