「結婚できない女は何か問題がある。」
「結婚したら勝ち組、独身は負け組。」などなど。テレビや雑誌、メディアでよく聞くセリフですよね。
正直、うんざりです。
結婚するって、そんなにえらいことなんですかね?
いったいどんな理由で、結婚しない人が結婚している人より優っているんでしょうか?
私には付き合って10年の彼がいます。
現時点では、私は彼と「結婚しない」という選択をしました。あくまで制度としての結婚をしないという選択です。
ということで、今回は、私が結婚しない理由についてお話したいと思います。
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★結婚してるかどうかで人物評価をするっておかしくない?
日本の社会って、いたるところに「結婚至上主義」がはびこってると思うんです。
結婚してるかどうかで、その人の価値が決まるみたいね。
普通<結婚してる人<優秀
結婚していない人=なにか人間的に問題あり
これ、ほんとバカバカしい話です。
結婚する前に、筆記試験とかあるんですかね?それとも結婚するためには医師並みの国家資格が必要なんですか?
違いますよね。
結婚なんて、当人同士が納得したらできるもので、それ以上でもそれ以下でもないです。
つまり、結婚してないから、人格的に問題ありとかいう意見は…全くもって、なんの根拠もないですよね。
ほんとナンセンスな話です。
私からいわせれば、こんなナンセンスな主張する人のほうが、人間的に問題ありだと思いますけどね。
結婚なんて、ただの社会制度でしかないんです。
★母の影響で子供の頃から結婚にほとんど憧れがなかった。
そもそも、私が結婚にこだわらないのは、母の影響があるようです。
私の母は、短大卒業後、就職した商社で父と出会い、23歳で結婚。でき婚だったようですw
母は社会人経験わずか1年で専業主婦になったんです。
そんな母から子供の頃よくこんな風にいわれました。
「結婚はもう少し後でよかった。」
「若いうちに、もっといろんなことに挑戦したかった。」
「あなたは、大人になっても結婚にあせらず好きに生きなさい。」…
そうです。
うちの母、めちゃくちゃ結婚したことを後悔していたんですね笑
母が結婚を後悔していたのには、理由がありました。
父と母は決して不仲でもなく、いまでも仲の良い夫婦ですが、母は結婚当初、父方の親戚や舅や姑問題で苦労していました。
父方の家系は一族で事業をしていて、いわゆる町の名士みたいな人が多く、また祖父は公務員でした。
そんな家系だったため、保守的な家柄で、祖父母ともに厳格でプライドの塊みたいな人たちです。
祖父母から母は「あなたの家柄はよくない。」「息子にふさわしくない。」などと相当ひどいことを言われるのを実際に子供の頃の私も聞いていました。
若くして見知らぬ田舎の土地に嫁いだ母。社会人経験も少ない若い母がこの結婚で相当苦労したのは、想像に難しくありません。
そんな母を見て育った私は、母の「結婚を後悔する言葉」がずーっと耳の奥にこびりついて離れませんでした。
というか、私が大人の女性の成長するにつれて、この母の言葉は知らず知らずのうちに、私の中で大きくなっていったんですね。
実際に子供のころに体験した「結婚の煩わしさ」を大人になって理解できるようになったからかもしれません。
★10年付き合っても結婚しない理由…結婚しなくても満足で幸せ。
ということで結婚に全然憧れない私ですが、10年付き合っている彼とは、感覚的にはほぼ夫婦のような関係です。
そんな彼と私が結婚しない理由はこんな感じ。
- 結婚しなくても、好きな時に一緒に過ごせる
- いろいろと身軽で自由
- お互いに自分のキャリアを大事にしたい
- 結婚しなくても、お互いに経済的に十分自立できている
- 当面、子作りを考えていない
- 結婚したらお互いの家族や親戚との付き合いが面倒
お互いの職場が変わったり、それぞれが転勤したりで、この10年の間で彼とはいろいろな生活スタイルを経験しました。
彼と職場が近かったときは、ほぼ同棲状態の時期もありましたし、どちらかが転勤で若干遠距離になってしまったときは、週末お泊りのスタイルが定着していましたね。
ちなみに、現在は私のブログ活動の時間を増やすため、月に数回週末に会うスタイルです。
長く一緒に住んでこそ夫婦(パートナー)だという人もいるかもしれませんが、そんなのは他人の意見。
簡単にいえば、私たち2人が結婚しない理由は、結婚しなくても、いまのライフスタイルに十分満足しているからってことですね。
★愛のその先の形は、人それぞれ自由な形でOK
そんなこんなで、結婚しないことを選んだ私たちですが。
私は、愛し合うって素晴らしいことだと思います。
しかも、愛とか、なんかめちゃ恥ずかしいこと急に言い出してるでw
家族愛、隣人愛、兄弟愛など、愛にはいろんな形がありますが、ここでは「パートナー愛」についてお話ししますとですね。
私は、「愛が深まる」そこから先のスタイルは、人それぞれ自由な形があっていいと思うんです。
あ、ついでに言うと、当人同士がOKで、法律に抵触しないなら、一夫多妻もその逆も個人的にはいいんちゃうかと思うくらいです。
★多様化が進む現代社会。結婚はあくまで人生の選択肢の一つ。
そもそも、結婚(婚姻)制度って、日本国憲法にも記載があるくらいなんで、とっても古くからある制度なんです。
戦前戦後なんて、女性の社会進出なんかまったく考えられなかった時代で、現代とは文明度のレベルや社会システムもまったく違っていました。
そんな時代からある結婚制度。
価値観の多様化が進む現代社会では、結婚以外のいろいろな愛の形があってもいいと思うんですよね。
この日本という国は、いまだに「結婚」を絶対的なものとしてますが、繰り返しますが、結婚なんてただの制度です。
結婚に固執したり、縛られる必要はないと思います。
それぞれが好きなように選択し、楽しく自由に生きていけばいい話です。
男性は終身雇用され定年までサラリーマン、女性は専業主婦…そんな時代はいつの話でしょう。
働き方だけとってみても、派遣で働く人、フリーランスで働く人、サラリーマンでも副業で収入を得る人、さまざまです。
しかもそれが男女関係なく起こっているんですから、社会がどんどん多様化しているってことですよね。
そんな中で、「結婚」だけは今も昔も同じで…というのは、ちと妙な話じゃないでしょうか。
★結婚に勝ち負けもない。幸せの尺度は人それぞれ
そういうことを考えつつ、テレビで、勝ち組女子vs負け組女子とかいうバラエティの特集なんかやってますが、あれはあほですね。
これだけいろんなテクノロジーやサービスが発達してる現代。とにかく結婚しようと思えば正直いつでもできます。
- 登録制の結婚相談所(アプリ、サイト)
- お見合い
- 出会い系サイトなどなど。
アナログなものからネットやSNSを使ったものまでたくさんあります。そう、あくまで「結婚」が目的であるならば、です。
結婚によって幸せになれるかどうかは、結局その人自身の価値観や経験値、考え方次第なんです。
なので、結婚に勝ちも負けもない、結婚自体に幸せが保証されてるわけでもないんです。
このあたりが理解できずに焦って結婚するほうが、よほど悲劇です。
実際に私の職場や友人には、焦って結婚し、パートナーや家族が働くことを認めてくれず、思うように働くことができない…生きがいだった仕事が思うようにできず抜け殻状態…というケースもちらほら見かけます。
- 私のように結婚していなくても、信頼できるパートナーがいる人
- 独身で恋人がいなくても大好きなペットがいる人
- 独身で恋人がいなくても生きがいにしている仕事がある人
- 最愛の人をなくして子供とともに生きている人
- 人生で最高のパートナーと結婚して子供にも恵まれている人…などなど
とにかくどういう形であれ、
「自分の価値観や考えがあり、目的に向かって懸命に生きている。自分の人生に精一杯向き合っているから、他人の生き方に興味はない。」ってスタイルの人なら、その人は幸せなんじゃないでしょうか。
まあ、実際私もこの考え方です。なので自分で自分を幸せ者って思ってますよ。
その人が幸せかどうかは、他人にはわかりません。その人の幸福度は本人にしかわからないってことです。
他人の人生を詮索し、勝手に判断・判定する人達のほうが、よほど不幸でかわいそうな人たちですね。
★まとめ
ここまでをまとめると、こんな感じ。
- 結婚したから幸せになれるわけではない
- 結婚しなくても、自分の価値観にあっていれば幸せになれる
- 自分が満足なら他人の意見なんか気にするな
個人的には、より多様な考え方や生き方をする人がたくさんでてくれば、社会、国としてはより発展する方向になると思います。
だって進化論的にいえば、多様化ことが進化、成長に必須の要素じゃないですか!
今後の日本が結婚制度にこだわらず、違ったパートナーとの形がたくさん生まれるような社会になれば、いいんですけどね。
ではでは。