私とパートナーである彼は、付き合って11年になります。
とっても仲良しなんですよ~と言いたいところですが、実は昨年、私たちは「破局の危機」にありました。
普段からよく大ゲンカするんですがね。
今回は冷却期間をおいてもなかなか解決できなくて、初めて本気で「別れ」を考えました。
コンテンツ
★「別れ話」のきっかけは、私の生活スタイルがかわったこと
私がブログをはじめたことや、適応障害になって休職したこと、そんでもって復職したことなど…
一昨年と昨年は、社会人になって以来、私の生活スタイルがめまぐるしく変わった年でした。
自分の内面を整えるため、さらに、自分の資産となるブログを構築するため、ひとりの時間を意識して増やすようになりました。
ということで、以前も書きましたが、彼と話し合って、会う頻度を減らすようにしたんですよね。
毎週ほぼ必ず週末は彼と過ごしていましたが、会う間隔を2週間に1度に減らしました。
私の精神状態を理解してくれ、ブログのことを応援してくれている、そう言ってくれていた彼でしたが…
でも実は本音の部分ではちゃんと理解しあえていなかったようです、私たち。
ちなみに、2人の本音はそれぞれこんな感じ。
- 私…とにかく一人の時間がほしい。(ブログしたり、好きなことしたりしたいから。心を休めたいから。)
- 彼…2人の時間を増やしたい。(実際に触れあって、たくさん話して濃ーいコミュニケーションをとりたい。)
うん、正反対ですよねw
こんな思いの違いから、彼の私への態度は日に日に冷めた感じになり、そんな彼に私はいつもイライライライラ…
仕事復帰後、なかなか体調が安定せず、職場でのストレスや自己嫌悪で精神的にいっぱいいっぱいだった私は、彼のことを考える余裕は少しもありませんでした。
しかもすこし前までは、ストレス発散、楽しみの一つはブログを書くことーーーって感じで、まさに「ブログ狂い」だったんですよね。
気づけば、「もっと私の気持ちや状況を理解してよ!」と常に彼に対して怒りと不満を抱くように。
★生活スタイルが変わったら、2人の性生活も大きく変化
会う頻度が減ると、当然、性生活も減ります。
私たちカップルは、普段から「夜のほう」は活発なんですよね。前にもこちらの記事で書きましたけども。
なので、たぶん、それまでのペースに慣れていて、変化に適応できなかったんでしょうね。
これまでそっちのほうは結構アグレッシブだった私たちが、肌を重ねる機会が減ると、気持ちの通じ合いみたいなものが薄れていきました。
気持ちの繋がりが薄れると、相手の気持ちを理解できない不安、自分の気持ちが伝わらないイラ立ちなどで、2人の距離がさらにさらに広がっていきました…
★関係の悪化を感じながらも、さらに悪化するのをおそれて対処せずに放置
当時は2人とも、関係が悪い方向にどんどん向かってることをわかっていました。
でも、お互いに仕事や体調を言い訳にして、話し合うことを避けていました。
とくに私の場合、職場復帰後の環境になれないうえに、超早朝出社で毎日時間に追われ、ストレスが溜まりまくっていた状態…
大好きなブログを続けたいから、エネルギーを少しでも残したい、そんな心境でしたね。
彼との話し合いをする心の余裕が、全くなかったんです。
「ただでさえストレスで潰れそうなのに、下手に話し合ってまたこじれたら、私のメンタルもたへんわ。」
「毎日会社いくのに精一杯やのに、これ以上エネルギーすり減らしたくない…」
ということで、これ以上関係を悪くしたくないから、一旦彼との問題は放置しておくことにしました。
とりあえず現状維持という名の「逃げ」という選択をしてしまったんですね。
1ヶ月くらい冷却期間を置くことに。
当時は会うたびケンカしたり、嫌味を言い合っていたんで、険悪なムードでした。
★冷却期間を置くも、話は平行線のまま。
冷却期間を置いた後、お互いに冷静に話し合いができるかなーと久々会ってみるも…
結局は、また平行線です。こんな感じ。
それに、応援してるよ、ちゃんと。応援の仕方は自由やん。
なんかあきらかに不満げやん。会う頻度少ないのが気に入らんの?
それ理解してるやろ?
そんなん言っても、今は私のメンタルを整えるのを優先させてほしいんだって。ひとりの時間がほしいの。理解してよ!
…まあ、会うたびにこんな会話の繰り返しです。
お互い時間がなく、じっくり話し合うことはしませんでした。
彼と話すたび、不満や不安で頭痛がするレベルです。完全に関係の危機ですよね。
★関係修復のきっかけは、大ゲンカの末に「別れ」を本気で意識したこと。
こんな平行線な2人ですが、結果をいうと、関係は修復できました。
はいはい、ごもっともでございます。
どうやって解決したかというとですね。
とにかくケンカを繰り返し繰り返し、精神的にすり減るまでしまくったということ。
私は彼に正直な思いを伝えました。全然オブラートに包まずにストレートに。
- いまは心に余裕がないから、乱さないでほしい。
- 将来、2人の時間を増やすために、今ブログや副業にできるかぎり時間を充てたい。
- もっと心から応援してほしい。
- 彼に「私の心のより所」でいてほしい。
これに対する彼の言い分は…
- 私が言うようにしてきた、だからいまもその通りになってる。
- 会う機会を減らしたら、関係が薄まるのは当然。
相変わらずの平行線です。
でもね、平行線のケンカをつづけていくことで、ふとこんなふうに思ったんですよ。
「もうこんなに伝わらないんやったら、ええわ。」
「もう別れたほうがええんちゃうかな?」
本気の本気で、「別れ」を考えたら、意識がガラッと変わったんですよね。
これまでは、別れることをおそれ、関係を維持することに執着しすぎて、なんか視野がめちゃくちゃ狭くなってたんですよ。
2人の関係を、近視的というか、客観視できてなかったんです。
所詮は他人、自分のことを100%理解してもらえるなんて思うのはとんだ甘ちゃん、アホやわ。と考えるに至ったんす。うんうん。
いままで見ていた景色が崩れて、問題は何一つないことに気づきました。
「全部自分次第やん。つーか、私、ただ彼に依存してただけやん。」
そしたら、同時に彼の中でも、同じ変化があったみたいで。自然と歩みよってくれたんですよね。こんな感じで。
結局、最後のさいごは、彼が理解し、ストレスともども私を包み込んでくれたという感じです。
ということで、解決のポイントは、お互いに対する一切の執着を捨てたら、憑き物が落ちた、そんなところでしょうか。
ま、会う頻度の話とか、時間の作り方とか、そんな細かい話全然つめてないし、解決してないですけどね笑
結局、問題はそこじゃなかったってことなんですよね。
★今回の「別れの危機」で学んだことは?
今回の危機で学んだことはこんな感じ。
- お互いのやりたいことを我慢しない。無理もしない。
- 自分の精神状態を整える。
- 言いたいことは素直に伝える。それで関係破綻するならそれまで。
- 相手と心地いい距離感をとる。
- パートナーへの執着心は捨てる。別れは悪いことじゃない。
仲良しのコツって、
・「別れ」を恐れない
・相手に執着しない
・相手に甘えない
・依存しない
・距離感を大事にするこのあたりやと思うね。仲良しというか、生産的な関係。
打算じゃなくて。— よし@非婚ブロガー (@ysflowsy) 2018年1月17日
お互いの気持ちをわかり合うことは、もちろん大事っす。
でも、わかり合うことと、自分の意見をおさえるのは全く別の話です。
相手に気を遣って、自分の意見を言えなければ、結局はストレスがたまって自分のメンタルが持ちません。
そんなことしてたら、次第にお互いの心が離れてしまうんですよね…
★特にココ大事!お互いに執着、依存しない関係を作る。
上に挙げた5つのなかで、特に大事だなーと思うところまとめると、つまりはこんなかんじ。
別れることを必要以上に怖がらず、相手に依存しない、お互いに自立した関係をつくる。
いくら長く付き合ったパートナーだからって、別れてはいけない理由なんてないです。
環境や心境の変化があれば、別れたほうがお互いにとっていいこともあるでしょう。
むしろ「永遠の愛」を誓うことのほうが、自然界の法則で考えるとおかしな話です。
そもそも男性は、生物学的には一夫多妻が合っているといわれますから。
「一生この人だけ」と必要以上に執着するからこそ、パートナーとの適度な距離感がつかめなくなってしまうんですよね。
そんでもって、パートナーと自分の境界があいまいになり、依存したり、甘えたりしちゃう…
本当に愛し合うことって、互いが自立して尊重しあうことだと思います。
これ、なんとなく言葉ではわかっていても、感覚ではわかりにくいし、かなり難しいことです。
私たちカップルの場合も、今回の危機でようやく「感触として」分かるようになってきました。
本当の意味での「愛し合う」って簡単なことじゃないんやな…
ということで、お互いに一旦まじめに別れることを考えて、心中をすっからかんになるまでぶつけたら、2人それぞれの立ち位置が明確になったんですよね。
だからこそ彼のことを思いやれるようになりました。
改めて自分にとって大切な存在と気づかされたんですよね。
こんなひねくれた口の悪い女の相手を気長にしてくれる相手も早々いないな…と客観的に分かったわけです。はい。
そしたら、彼の仕事や将来の夢をやっと心から応援したいと思えるようになったんですよね。
ということで、私たちはつきあって11年目にして、ようやく「自立した関係」のスタート地点に立てたわけです。
世間的にも、恋愛や夫婦間の問題って、よく「別れるか、別れないか」が問題になりますよね。
でも、実はこれって全然大事なことじゃないんです。
そもそも関係が続いていても、本音で付き合ってないなら、その関係に意味ないじゃんってこと。
打算や惰性で続く関係なら、お互いの足の引っ張り合いになって、その関係は何も生まないどころか、マイナスにしかなり得ない、ですよね?
別れる、別れないなんてどうでもいいことよ。
「関係を長く持続する」は全然大事じゃないんです。
大切なのは、お互いが自立していて、成長しあえる生産的な関係であるか、ということ。
そんな関係が、本当の意味で愛情深くいられる関係じゃないでしょうか?
また、私がはまってしまっていた「依存」も、愛情じゃありません。
お互いに「依存」しあって縛りあうのはやめて、それぞれ自由な意思で楽しくエネルギッシュに人生を歩んでいけたら、最高じゃないですかね。
というのが、今回の別れの危機で学んだことでした。
やっぱり私、非婚が向いているな…
ではでは。